エビングハウス忘却曲線から分かる理想の復習タイミング

エビングハウスの忘却曲線から分かる理想の復習タイミング

 

突然ですが、このような経験はありませんか?

少年
少年

この問題見たことあるけど、どうやって解くんだっけ

少女
少女

昨日、解法覚えたのに思い出せない・・・

日々の小テストや定期テストなどで覚えたはずのことが思い出せないという経験をしたことがある人は多いと思います。

このような減少の原因は、そもそもの人間の頭の作りによるものだということをご存じでしょうか。

最初にこの記事のまとめをいっておきます。

もし何か定着させたい知識があるならば、重視するべきなのは初見の暗記ではなくその後の復習のやり方だ。

本記事では、人が物事を忘れる期間を示したエビングハウスの忘却曲線から分かる最適な復習方法について述べていこうと思います。

本記事を読むと分かること

  • 勉強しても忘れてしまうそもそもの原因
  • エビングハウスの忘却曲線の要点
  • 定着率を上げる復習タイミング

 

筆者
筆者

暗記が苦手で悩んでいる人はぜひ最後まで見てね!

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エビングハウスの忘却曲線とは

エビングハウスの忘却曲線から見る復習タイミングの導入

まずは本記事のキーワードであるエビングハウスの忘却曲線とは何かを簡単に紹介したいと思います。

エビングハウスの忘却曲線とは、ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが発表したグラフで縦軸は記憶定着率、横軸は時間を表している。

エビングハウスの忘却曲線の説明図

人間の脳は何かを暗記した直後から急激にその記憶した事柄を忘れていくと言われています。

そして、時間が経過するにつれ、忘れていく部分がどんどん増えていってしまいます。

忘却曲線上の経過時間と忘れる量の関係

上の図のようにどんどん記憶定着率が下がっていきます。

悩む人
悩む人

自分って暗記したことすぐ忘れちゃうんだよね

悩む人
悩む人

習った時は覚えていたのに問題を解こうとすると忘れてる

このような悩みはごくごく当たり前なことだったのです。

この悩みを解決するには復習するという機会を設ける必要があるというわけです。

忘却曲線からわかる5つのこと

では、このエビングハウスの忘却曲線から分かることは一体何なのでしょうか。

実はこの単純なグラフからはたくさんのことを読み取ることができます。

今回はぜひ知っておいて欲しい5つのことについて紹介していきたいと思います。

忘却曲線から分かる5つのこと

  1. 思っている以上に早く知識は消えていく
  2. 習得したいことは細分化するべき
  3. 学んだ直後が一番忘れる速度が速い
  4. 回数を重ねるごとに学習するのが簡単になる
  5. 復習を重ねるごとに忘れにくくなる

それぞれ忘却曲線と照らし合わせて簡単に説明していきます。

思っている以上に早く知識は消えていく

あなたははじめてこのエビングハウスの忘却曲線を見たときにどのように感じましたか?

筆者自身の感想はこうです。

筆者
筆者

記憶失うのさすがに早すぎない?!

せっかく頑張って覚えた英単語なども20分経ってしまえば約半分をすでに忘れているのです。

20分で半分以上忘却してしまう説明

 

つまり、どれだけ頑張って暗記しようとしても時間が経つとほとんど頭から消え去ってしまうという悲しい事実があるわけです。

少女
少女

そんなの、頑張って暗記する意味ないじゃん・・・

と思った方もいるかもしれませんが、この事実をポジティブに捉えるようにしてみてください。

おそらく、どれだけ暗記しようとしても全く覚えられずに苦しい思いをしたことがある人は多いと思います。

そのような人は、どれだけ今頑張ってもどうせ忘れるから今頑張りすぎる必要はないという風に考えると気が楽になると思います。

結局忘れるなら一度に頑張りすぎないように。

習得したいことは細分化するべき

何かの知識を身に付けたいときには細分化すると良いと思います。

突然ですが、身近な友人にこのような勉強法を採用している人はいませんか?

少年
少年

今日は英単語の日!単語勉強を5時間するぞ!

この方法は自分がまだ忘却曲線を知らないときに実際に行っていた方法です(笑)

このような短期間に大量に詰め込む方法は、忘却曲線から考えるとかなり効率の悪い方法になります。

短期集中型よりも長期分散型

冒頭にも述べたように、知識の定着に必要なのは一発目の暗記ではなく復習の機会です。

復習のしやすさという観点から考えると、短期集中型よりも長期分散型の方が優れた勉強法だと理解できますね。

一気に詰め込もうとしない。焦らずじっくりと学ぼう。

学んだ直後が一番忘れる速度が速い

3つ目は物事を忘れていく速度についてです。

初めてこの忘却曲線について知ったときに筆者自身が一番衝撃を受けた事実です。

筆者
筆者

勉強した直後に忘れる速度が最大って信じられない・・・

当時の自分は、暗記してから時間が経過するにつれ、忘れるスピードが加速するものだと思っていました。

少し数学的な話をすると、忘却速度はある時間において忘却曲線に引いた接戦の傾きで表されます。

忘却曲線の傾きと忘却速度の関係

実際に線を引いてみると覚えた直後に一番傾きが急になっているため、忘れる速度は最大というわけです。

この事実を知っているのと知らないのでは、学習方法に大きな差が生まれそうですね。

学習した直後に知識は最速で消えていく。

回数を重ねるごとに学習するのが簡単になる

4つ目は何度も復習を重ねることで、覚えるのに必要な労力が少なくなるということです。

この事実は今までの経験上、理解しやすいのではないでしょうか。

例えば、単語帳を使って勉強する際に、1周目よりも2・3周目の方がすらすら進むといったことです。

復習するための労力が徐々に減っていく

実際に上図のように忘却曲線にも表れていますよね。

先生
先生

何度も復習を繰り返すのが良い勉強法だ!

このように言う人が多いのにはこのような背景があったというわけです。

復習を重ねると、暗記がだんだんと楽になってくる。

復習を重ねるごとに忘れにくくなる

5つ目は先ほどの4つ目と似たような内容ですが、少し違うので忘却曲線をよく見て理解していただきたいです。

復習を重ねると忘却速度が減少する

上図を見ると分かるように、復習を重ねることで曲線の傾きが緩やかになっていきます

少女
少女

曲線の傾き・・・何を表しているんだっけ・・?

筆者
筆者

忘れる速度の大小!緩やかだからゆっくり忘れる!!

※曲線の傾きが表すものは3つ目のポイントで説明しています。

4つ目と5つ目のポイントをまとめると以下の図のようになります。

復習を繰り返す効果

つまり、回数を重ねることで復習するのが楽になり、知識の定着もスムーズになっていくということです。

復習を繰り返すと、忘却速度は遅くなっていく。

最適な復習タイミングはいつなのか

では、ここまで説明してきた事実を踏まえて、いつ復習するのが最適解なのか

筆者自身は忘却曲線の図に書いてあるように

  1. 1時間後
  2. 1日後
  3. 1週間後
  4. 1ヶ月後

この4回に分けて復習するのが理想的だと思っています。

しかし、この復習タイミングを忠実に守ることはほぼ不可能だと思います。特に難しいのが1ヶ月後の復習です。

従って、本記事では理想の復習タイミングから1ヶ月後を除いた

  1. 1時間後
  2. 1日後
  3. 1週間後

この3回にどのような復習をすればいいのかを簡単な具体例を用いて説明していこうと思います。

復習タイミング①1時間後

ここで紹介する3パターンの復習タイミングのうち、一番復習するのが難しいのが1時間後の復習だと思います。

悩む人
悩む人

1時間後に復習?!何すれば良いの?

筆者
筆者

軽く見直すくらいで良いよ!

例えば英単語の勉強をしていたとしたら、その1時間後にサラッとその単語の意味と綴りを見直すイメージです。

この作業に意味ってあるの?と思う人もいるかもしれませんが、忘却曲線的には1時間後に半分以上の知識が抜けている状態にあります。

このまま放っておくと明日にはもっと忘れてしまうので1時間後に軽く見返すようにすると良いと思います。

復習タイミング②1日後

3つのタイミングのうち、一番重要だと思うのが1日後の復習です。

自分は高校生の時に、前日に解いた問題を見返す癖をつけていました。

当時は忘却曲線について詳しい内容を知らなかったのですが、当時からなんとなく意識できていたということになりますね(笑)

筆者が採用していた復習方法

自分が採用していたスタイルは上の図の通りです。

筆者自身は夕方に勉強を始める前に

  • 今日一日のやることリスト作成
  • 前日に解いた問題の見直し
  • 分からないところは実際に手を動かしてみる

このような流れを踏んでから、その日の勉強に取り組んでいました。

1日後に復習する際のポイントとしては、ノートをざっくり見て分からないところがあれば手を動かして確認するということです。

1時間後の復習よりも少し重めですが、あまり時間をかけすぎない程度に行うと良いと思います。

また、その日の勉強を始める際には必ずやることリストを作成するべきです。

以下の記事にポイント・テンプレートをまとめてあるので、まだやることリストを作ったことがない人は是非参考にしてみてください。

復習タイミング③1週間後

現実的な範囲での最後の復習機会が1週間後です。

この際には、今までに復習しているため、かなり知識もついていると思います。

少年
少年

これで絶対に定着させる!

という強い気持ちを持って最後の仕上げをしてください

この段階では自分自身の理解度と照らし合わせて

  • サラッと見て確認
  • 何も見ずに自力で解けるかチェック
  • 解答を見ながら解いてみる

どのような復習方法を使うかを判断すると良いと思います。

悩む人
悩む人

1週間後に復習するのなんて忘れない??

このように不安な人は1週間の計画を立てる際に来週の予定として先におさえておくと良いと思います。

1週間後の復習に向けた計画の立て方

計画的に勉強を進めるためには1週間の勉強計画もマストになってきます。

まだ立てたことがない人は、今日から実行してみてください。

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まとめ

本日のまとめ

今回はエビングハウス忘却曲線から見る復習のポイントについて解説しましたがいかがだったでしょうか。

人間は時間とともに忘れてしまうものです。

今回の記事を通じて、復習すること重要さを再認識していただけたら幸いです。

なかなか覚えられない自分を責めるのではなく、脳の仕組みを理解して効率よく知識を習得していってください

それでは皆さん、今日も一日頑張りましょう。
では、また!

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ノウハウ

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こーむ先生
この記事を書いた人

名古屋大学在学中のこーむと申します。
塾講師のアルバイトをしており、数多くの高校生の指導をしています。
本サイトでは、受験生時代の経験・塾講師の活動をもとに、中高生の力になる情報や日々の学習に役立つ情報をお届けしたいと思っています!

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